カカとムスメと時々トト

怠惰な母親と可愛い娘の日常の記録

子どもが「やめて」をやり続ける理由【2歳9ヶ月】

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こんにちは。ほぼワンオペ育児中のカカです。

今日は最近ムスメ(2歳9ヶ月)に対して感じている、ちょっとした困りごとについて書きます。

それが、「やめて」と言ってもやめてくれない問題。

たとえば…

  • わざとお茶をこぼしてピチャピチャして遊ぶ
  • 食事で遊ぶ
  • トト・カカを叩く
  • 服を引っ張る…etc.

「やめてね」「痛いよ」「カカ悲しいよ」と何度言っても、まったく響いてる様子がなくて、むしろヒートアップ。3度くらい繰り返すとカカぶち切れ。ムスメ大泣き。

一日に何回このやりとりを繰り返しているか…。

「やめて」をやめられない理由を、私なりに調べてみた

そんな日々を繰り返す中で、「なんでこんな繰り返しやるんだろ?」「分かってないのかな?」「普通の2歳児は出来るのかな?」と疑問がわいてきて…。

そんなときに読んだのがこちら👇

『子どもの気持ちが分かる本 子どももママもハッピーになる子育て/1〜5歳』

最新の神経科学と実験心理学に基づく子育てのヒントが、すごくわかりやすい言葉でまとめてあります。しかも年齢別に分かれているので、子どもの年齢に合わせて必要なとこだけ呼んでも十分得られる物が大きいと感じました。今まさに困ってる私にぴったりでした。

ここでは、この本も参考にして、私なりに理解した“やめられない理由”を5つ+1つ紹介してみます。

 

① 注目を引きたくてやっている

子どもは、怒られても叱られても、「ママが反応してくれる」ことが嬉しいこともあります。特に忙しかったり、きょうだいがいたりする場合、怒られることですら“構ってもらえた”という感覚になることがあるそうです。そう思うと、ムスメが満面の笑みでお茶をこぼす時には、「見てて!」「私のこと忘れないで!」という気持ちが隠れていたのかもしれません。

② 親の反応を見る“実験”としてやっている

これはもうあるあるですが、何かやらかしたあと、こっちの顔をじーーっと見てくること、ありませんか?それ、完全に観察してます。

  • 怒る?怒らない?
  • 今はセーフ?アウト?
  • どこまでやったら止められる?
  • もう1回やって確認してみよう

子どもはそうやって、“社会との距離感”を学んでいる真っ最中なのだそう。

③ そもそも脳がまだ未発達

2〜3歳は、脳の「衝動を感じる部分」と「抑える部分」をつなぐ回路(衝動抑制回路)が未熟で、まだうまく働かない。つまり衝動を抑える脳のブレーキがまだ作動しない状況だそう。「やっちゃダメ」と言われたことも、本人的には「止めようと思っても止められない」状態らしい。な~んだ、そもそもこの年の子にはまだ難しいんだ!と思えると、こちらのイライラもほんの少し和らぐ気がしました。

④ 拒否の理由は「内容」ではなく「プロセス」にあることも

「やだ!」「しない!」と強く拒否される場面、ありますよね。でもこれ、言われた内容がイヤだったのではなく、実は「言われ方」や「タイミング」がイヤだっただけってこともあるらしいです。たしかに、急に命令口調で言われたり、遊びの途中で中断させられたりすれば、大人だってちょっとイラっとするかも。笑

⑤「わかってる」と「できる」は別物

「“やっちゃだめ”って、分かってるはずなんだけどなぁ…」。そう思うこと、多くないですか?実際ムスメも「かいだんはひとりで行っちゃダメだよね。」「ペシッってしちゃだめだよ。」って自分で言います。確かに3歳になると、簡単な約束事は理解し復唱出来るようになるそうです。でも、それを制御する脳の領域は別物で、3歳ではまだ連携していない。つまり、3歳前後の子にとって、わかる=できる、ではない。これは大人にも当てはまりますよね。夜中の甘い物は太るからダメ、って分かってるのに止められない…。笑

おまけ:言葉と気持ちが一致しないこともある

そして、個人的にそうなんだ、と思ったのがこれ。2歳の子どもは「したい」と「する」の違いが分からない言葉に出すことと本当の気持ちが一致していないことも多い。たとえば、「おやつが欲しい!」と言われたら、大人は「今おやつが食べたいんだな。」と解釈しますよね。でも子どもにとっては、「おやつが欲しい」の中に

  • おやつが好き
  • あれはおやつだね
  • おやつだと思う
  • おやつのことを考えてる

…みたいに、いろんなニュアンスが混同していることがあるそうです。

実際にあった話

昨日のお迎えの帰り道、駐車場に向かって歩いていると――急に

ムスメ「あっちの車がいい」

と、他の車を指さして言いました。

(え?あれはカカの車じゃないよ。こっちだよ!も~、とりあえずささっと乗せて帰りたい…。でもちょっと待って…。これ、本当に“あっちの車に乗りたい”って意味なのかな?)

なので、思い切って対応を変えてみました。

私はムスメと一緒にその車の近くまで行ってみて、

カカ「黒い車だね」

ムスメ「うん。黒だね。」

カカ「この車が見たかったの?」

ムスメ「うん。あっちの車は白色だね。」

カカ「そうだね。白だね。あっちは?」

ムスメ「青!」

カカ「うん。青だね。カカの車は何色?」

ムスメ「茶色!」

カカ「正解!じゃぁカカの車行こうか」

ムスメ「うん。」

…スムーズ!大泣き回避!!

この一連のやり取りで、私は思いました。

私が勝手に「あっちの車に乗りたいんだ」と解釈していたけど、ムスメにとっては、

  • あの車を見たい
  • あの色の車が気になった
  • あそこに車がある

…そんな気持ちが混ざってただけだったのかもしれません。

つまり、「あっちの車がいい」という言葉の奥にあったのは、ただ見たこと・気になったことを口に出してみただけの行動だったのかな、と。

脳の発達や仕組みを知ると、とっさにイライラせずに「今はこういう時期なんだな」と思える余裕が少しだけ持てる気がします。

私も毎日は余裕ゼロですが(笑)、この時はほんのちょっと、成長した気がしました。

 

これからも自分とムスメの為に出来る範囲で日々勉強していきたいです。

長々と呼んで頂きありがとうございました。

おやすみなさい。

 

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